中学生準備
指導指針
小学生カリキュラム終了後、英語・数学の中学校の予習に入ります。
小学生の学習の最終目的は、この「中学準備」を進めることにあります。もちろん個人差はありますが、s-Liveとうきょう荒川尾久校では遅くとも小学6年の秋からは、中学準備に入れるように指導を進めていきます。(進度が早い生徒であれば小5からスタートします)
「中学準備」は何のためにやるのか。
当然のことですが、中学校で好成績を取るためです。
「中学生になってからでも」という意見が聞こえてきそうですね。
「中学準備」が必要な理由をお伝えします。
定期テスト
小学校から中学生への進学で、生徒にとって最も大きな変化は「定期テスト」の存在です。
公立中学であれば年に5回の定期テストが実施されます。
「定期テスト」の点数だけで成績がつけられるわけではありませんが、ほとんどがテストの点数によって判断されるといっても過言ではありません。
この「定期テスト」の中でも、中学1年生の前期のテストで良い点数を取ることが出来るかが重要なのです。
最初のテストで好成績を取れれば、生徒に自信が生まれます。
保護者・教師・塾で褒められ、周りの生徒からも羨ましがられ、生徒の中に「成績を落としたくない」「もっと上げたい」「成績落ちたら格好悪い」という気持ちが芽生え、その後の勉強も頑張るようになるのです。
もちろん、中学生のどこかの段階から急激に成績が伸びる生徒もたくさんいます。ただ、ここでお伝えしたいことは、成績上位の生徒のほとんどは、最初からその成績をキープし、そこから更に上げていくのです。
s-Liveの指導方針は「学校の成績を上げること」を基本指針にしています。それは来るべき高校受験においての絶対必要条件であるからです。
その上で、小学生をお預かりしている以上、その最初のスタートダッシュを切らせてあげることは、あたりまえの責務と考えております。
「中学準備」はみんなやっているの?
ズバリお答えしますが、何の準備もしていない方が少数派です。
特に「英語」の予習は大多数の生徒が取り組んでいます。
中学入学前に中学範囲を終えている生徒もいます。幼少期より英会話スクールなどで英語に取り組んでいる生徒は、中学・高校の文法学習を終え、リスニング、スピーキング、実用英語の学習に入っている生徒もいるくらいです。
そこまでではなくても、学習塾などで中学1年範囲の英語の予習を終わらせている生徒がほとんどです。
中学校の英語授業の一番の問題点は、その生徒間の英語力の格差にあるといわれています。
中学校の教科書はアルファベット、This is、I amからのスタートになります。
それをはじめて耳にする生徒もいますが、やってきた生徒にとっては退屈でしかありません。
そのため、英語を学力別でクラス分けする中学校が増えています。
同じ教室で授業をしている学校では、平均的な学力の生徒に合わせて授業を進めます。
そのため、予習が出来ていない生徒は、最初から英語の授業に付いていくことが出来なくなってしまうのです。
学校の授業が復習になる
予め中学校範囲の予習していれば、学校の授業が復習、テスト勉強で定着といった、理想的な学習状況となります。
予習をしていることで学校の授業の理解度が格段に上がり、宿題などに要する時間も少なくなります。
何より「分かる」「出来る」という気持ちが生徒の自信となり、学校の授業での発表・発言にもつながり、更なる成績アップに繋がるのです。
学習において毎日少しずつの習慣はとても重要です。その学習習慣も、「分からない」「出来ない」ことだらけでは辛いものとなります。
予習が出来ていることは、この学習習慣の定着においても、大きな力となるのです。