教育理念・教育方針
多様化する学習塾に対する要望
保護者、生徒との面談でよくこのような質問を耳にします。
「将来に必要なスキル」
「今後成長が期待される業界」
「未来の展望・希望やそこに到るプロセス」
「キャリアアップ」
など、今後の世の中の動きや見通し、そして生徒の進むべき進路を求められることが多いのです。
「成績アップ」
「志望校合格」
といった、短期的な成果を求められることが第一の仕事である学習塾に対し、このような質問が増えている原因は、保護者自身の社会・将来に対する不安の表れと考えます。
インターネット、携帯電話をはじめとする通信革命、それに伴う社会変革を誰が想像出来たたでしょうか。
たがが20年程度で進化してきたテクノロジーにより、生活に大きな変化がもたらされました。
携帯のアプリに代表されるように、生活に役立つツールで世の中は溢れています。
グローバル社会という言葉が使われるようになり僅か数年で会社の共用語を英語にする日本企業が出てきています。
テクノロジーの変化により淘汰される職種が増え、これから必要とされる知識・技能も変革の時を向え、それを現実のものとして目の当たりにしている保護者は、
「勉強だけでいいのか?」
「高学歴だけではダメなのでは?」
「大企業に就職したって・・・」
と、ご自分たちの時代と、現在、そして未来に対する不安でいっぱいなのです。
これからの時代で必要とされるもの
ツールが充実してくると、それを使いこなす知識・技能が要求される時代です。
そのような社会を「知識基盤社会」と呼ぶようです。
例えば携帯電話の電車乗換案内をとっても、携帯よりスピーディーかつ正確に数値を出せる駅員はいるでしょうか?
携帯に日本語で話すと、自動的に外国語に変換される時代です。
先日旅行中の外国人にその機能で話しかけられた時の衝撃は今でも忘れません。
英語をはじめ外国語の学習方法も大きく変化する時代が来るのかもしれません。
これからの時代を担う子供たちには、
「知識基盤社会」
を生き抜く、知識と技能を身につける必要があります。
それは、学業だけで身につくものではありません。
これからの学習塾は、未来に向けての不安を安心に変える役割が要求されます。
そして、これからの厳しい時代を強く逞しく生き抜くために必要とされる普遍的な
「人間力」
について、学習を通し生徒に伝えていくことが、私の役目であると考えています。
学習塾の役割
学習塾における至上の目的は、
「学力・成績を上げること」
「志望校に合格すること」
であることは、言うまでもありません。
s-Liveとうきょう荒川尾久校も、この目的達成のために、日々努力、精進しております。
当校の理念・方針をお伝えする上でのメッセージがあります。
それは、
「成績を上げることだけが教育ではない」
ということです。
数え切れないほどの生徒、保護者と面談をする中で、いつも感じることがあります。
抽象的な表現で申し訳ございませんが、それは「やりにくそうだな」ということです。
「頑張っても成績が上がらない生徒」
「やる気にならない生徒」
「やる気にさせるにはどうすればと悩む保護者」
「進路・将来を心配する保護者」
など、挙げればきりがありませんが、それぞれに悩みを抱えています。
学習塾をお探しの理由も、「何とかして欲しい」というご相談がほとんどです。
もちろん、やる気に溢れ、大きな目標を持ち、文武両道を志す生徒もたくさんいます。
では、何が違うのか。
育ってきた環境の違いにあると考えます。
一昔前の教育現場での生徒は、競争意識を持たされ、厳しい教師に叱咤され、部活動の顧問にしごかれる中、
「やる気」
「努力」
「根気」
「礼儀」
「上下関係」
「思いやり」
など、生きていく上で必要不可欠な人間力が自然と身に付く環境でした。
教育現場だけではなく、近所の大人たちも、とても暖かく、そして厳しくなかったでしょうか。
今の教育現場の問題は「競争意識が希薄」「厳しい指導者の欠如」と言われています。生活環境においても、他人の子を叱れる大人が少なくなっていると言われます。
先述の「やりにくそうだな」というのは、この点においてです。
私自身、そう感じることがあります。
いつでも、一期一会の精神で「学習相談」に臨んでいます。
当校にご縁がある、無いに関わらず、せっかくの時間を双方にとって実りがあるものにしたいと思っています。それがゆえに、時に生徒に対し厳しい言葉を投げかけることもあります。
感謝の言葉をいただくことがほとんどですが、中には全力で生徒を擁護する保護者もいれば、生徒が傷ついたと苦情を受けることもあります。
それは私の至らなさでもあるので真摯に受け止めますが、率直な意見としては生徒が可哀そうだということです。
とても不幸なことだと思いませんか。
これからの世界の未来を担う子供の成長を、足止めしてしまっているように思います。
それまでに出会ってきた友人・大人、読んだ書籍、感動した映画など、子供の成長に影響を与えるものは様々ですが、誰と出会い、何に感動・共感したかの差が大きいと考えます。
全てのお悩みに一言でお答えするのであれば
「頑張らずに出来るはずがない」ということです。
塾に入れば成績は上がるの?
断言しましょう。絶対に上がります。
ただし、生徒に「やる気」があるという条件付きです。
保護者の「何とかして欲しい」という気持ちではありません。
生徒に「やる気」がない状態で塾に通うと「成績が上がらない」「成績が下がる」といったことも当然あるのです。
学習・成績アップに関する譲れぬこだわりは、もちろんあります。(s-Liveとうきょう荒川尾久校の特徴参照)
それは当校に限らず全ての学習塾にあり、その全てが間違いではなく、正しいことなのです。
悪い塾はありません
生徒に合っているかどうかが大切なのです。
そして、どんなに素晴らしい指導方針があっても、生徒に「やる気」がなければ、意味が無いのです。
では、当校が指導理念は何なのか。
それは、「生徒のやる気を引き出すことにこだわり抜く」ということです。
どこでもやっていることではないの?
という声が聞こえてきそうですね。
それはそうでしょう。
学習塾の最低限の責務なので、「頑張れ」「やりなさい」は当たり前です。
s-Liveは全ての生徒に対し
「勉強をやる意味」
を伝えることに全力を尽くします。
「問題の解き方」「効率の良い学習法」「テスト勉強のやり方」「受験勉強の進め方」が大切なのは当然です。
s-Liveはその前提にこだわっているのです。
「どこの塾に行っても・・・」
「どうすればやる気になるの・・・」
「もっと高い目標を・・・」
そんなお悩みをお抱えでしたら、s-Liveにお任せください。